私が元気になるまで。sakurachiruharunoarashi’s blog

私が元気になるために、辛い気持ちを吐露するためのブログです

後悔しかない

2019年9月に、大好きで大切な母が亡くなった。
まだ68歳だった。

6月に二人で栃木旅行を楽しんだ直後にガンが見つかった。今までは病気なんてしたことがない、というほどに健康な母だった。

検査の結果、ガンはステージ2。
外科的手術ではなく化学療法を選択、7月に入院。治療は順調で、ガンは限りなく縮小し、退院の日程を決めるとこまできていた。

退院の日程を決める時、
最後の1回の治療は通いでも大丈夫だから、最短で金曜には退院できるよ?って言われたのに、頑なに最後の治療が終わってから退院すると言う母。
毎週、金曜の治療後~日曜の夜まで一時帰宅するという入院生活をしていたけど、金曜の午後一に迎えに行くと、帰宅準備万端で、迎えを今か今かと待ちわびてる、そんな風だったから、すぐにでも帰りたいと言うと思ったのに。
何だか変なの。なんて思ってた。
理由もわからなかった。

次の日水曜日、母は体調を崩した。
週末の一時帰宅ができなくなった。
日に日に体調が悪くなる。
最後の治療が終わっても、退院の目処はたたない。
そして、、なぜか亡くなった。

死亡届けの死因はガンということになったけど、実際は原因がわからない。担当の先生も母が亡くなったことにびっくりしてた。想像するに、肺塞栓ではないかという。病院の医療ミス調査みたいなのも行われたけど、やはり原因はわからなかった。

私は、母のガンを聞かされたとき、母の不安を煽らないように明るく、「大丈夫よ。ステージ2だし。早く見つかって良かったよ」なんて言ったけど、後悔してる。もっと違う対応があったはず。なんでぎゅっと抱き締めてあげられなかったんだろう。なんで母の不安な気持ちをちゃんと聞いてあげなかったんだろう。

毎日母に会いに行ってた。
意外にさみしがりやな母が、少しでも寂しくないように、少しでも独りでいる時間が減るように。
他愛もない話をして、一緒に笑って。
次の旅行の計画をたてて。
そんなことしかしてない。

もっとほかに、何かできること、すべきことがあったんじゃないのかな。
どうしたら、、
何が正解だったんだろう。

母に、役立たずでごめんね。って。
いつも、いつまでも、大好きだよ。って。
ありがとう。って、伝えたい。